「率先して模範を示す」昨日に続き、四字熟語について考えたいと思います。
この言葉は、リーダーシップ・組織マネジメントのあり方として大切な言葉です。
辛口トークになってしまいますが、社長さん又は上司の方から「スピードだ。スピードを持って行こう!」という言葉を良く耳にする事がありますね。従順な社員でなければ、「お前たち、さっさと仕事しろ!」にしか受けとれないかも知れません。何故でしょうか?それは、言葉が先に出ているだけではなく、普段の上司対部下の関係にあります。
社長さんの新年の挨拶で「今年は、スピードを持って事に対処して欲しい」という言葉が、従業員の頭の上を通過し、壁に当たって虚しくも消えて行くといった光景(空気)に接した経験があります。そこには、普段のマネジメントにそう言った言葉が伝わる空気がないからです。
もし部下が付いて来ない、好かれていない上司たちだとしたら。乖離している関係で率先垂範を実施しても、ましてや言葉を発しても、反発を喰うだけで望む様な成果が収められないのではないでしょうか。
普段の部下の指導はどの様にしてますか?きちんと育てる計画を持っていますか?100%やるのに1か月掛かる仕事を1週間で75%で良しとする様な指導していますか?
先ずは日頃の部下と向き合う姿勢(認める姿勢をきちんと示す事)により、初めて部下が付いてくるのではないでしょうか。そうなったならば、あなたが行う率先垂範は、効果を発揮し更にはあなたに「力」が付けば言葉で言って聞かせても動く様になるかも知れません。
率先垂範の言葉が持つ深い意味を改めて見直して戴けたらならばと思います。
私達は客観的な意見としてお客様に、この様なリーダーシップ・組織マネジメントへのアドバイスもご提供したいと思います。
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