見える化

「見える化」という言葉は聞き慣れていることと思います。製造業でおこなって来た「目で見る管理」から発生した言葉で、この手法がさまざまなビジネスでも有効だということが伝わり、新しい手法も加わって、今では多くの企業で活用されています。「見える化」は、仕事の状況を常に把握できるようにすることで、問題が発生してもすぐに解決できる環境を実現し、更にはそういったい異常が発生しにくい環境を実現するためのツールといえます。 

 こういったツールも洗練され非常に見やすい、理解しやすいものになってきていますが、基本は各企業の特質に合った有効なものを選ぶ或いは作って行くのが最善ではあります。

 しかし、この様な優れたツールがあってもそれを受け取る側の体制や環境を作っていく事が最も重要な事に思えます。そこで起こっている結果を見て判断し、解決に向かってリーダーシップを取ってやって行けるか、その起こっている問題を問題として認識出来るか、私はそこに着目したいと思っています。昨今、企業の不祥事のニュースと照らし合わせ考えると、判断能力教育講座なるものがあっても良いかとも感じます。まさに現場に行って見えるモノ・コトを誰もが共通認識を持って判断・解決出来るのかです。