隙間産業

「Niche」これご存知ですか?

ニーチェ(Nietzsche)じゃないですよ。

ニッチです。「西洋建築で、壁龕(へきがん)=厚みのある壁をえぐって作ったくぼみの部分で彫像や花瓶などを置く所 」の意味で、転じて既存の産業では扱われないすきまの領域をねらって新規事業を起す、あるいは事業拡大をはかろうとする隙間産業をこの様に呼んでいます。

これは言い換えると大企業が関心をもっていない、あるいは対応できない領域において、独自の高度な技術・知識・常識にとらわれない柔軟さをもち、小口の需要にも迅速に対応するといったビジネスモデルです。

成功した例として「オンライン占い」、もはや大企業ですが「セブンイレブン」「大きいサイズ専門店」などがあげられます。例を見てお解りの様に、隙間産業は難しいことと感じたかも知れませんが、実は意外と本質は簡単な事で、独創的なアイデアを加えて大きく変化させたものと言えるでしょう。是非ご自分の周りを観察して何かアイデアがないか考えてみて下さい。

最後にニーチェの言葉を加えます。

 

『独創的』

 何か新しいものを初めて観察することではなく、

 古いもの、古くから知られていたもの、

 あるいは誰の目にもふれていたが、

 見逃されていたものを新しいもののように観察することが、

 真に独創的な頭脳の証拠である。