生産性の改善進める上で時間の管理は最も重要なファクターです。工場にも、事務所にも大きな時計を掲げていて欲しいと思っています。私はやはりアナログな時計が好きですね。なんの根拠もありませんが、なぜか好きです。
さて、時間の指標にはいろいろな定義と言いますか、呼び名がありますのでここで整理したいと思います。
「タクトタイム」=お客様と自社工程の生産時間を連動させる為の時間の考え方
売れ行きに応じた生産速度
稼働時間÷必要生産量
「サイクルタイム」=1個何秒ごとに出来るかを表す時間
「工程リードタイム」=加工・組立品が一工程を通過するのに必要な時間
「リードタイム」=加工・組立品が付加価値の流れの経路を通過するのに必要な時間
「段取り替えロスタイム」=生産工程でモデルAの最後の生産品から、モデルBの最初の製品が出来上がるまでの時間
「ロスタイム」=予期せぬ事態が発生し生産ラインが停止している時間
以上、これらが生産性を検討する上で意識し改善して行かなくてはいけない最低限の時間です。
これらは手段ではなく、あくまで要素です。充分理解し効果のある分析に使って戴きたいと考えます。
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