Daily Change

私が、今出勤している会社です。

「窓側に座って仕事する顧問はもう要らないんだ。みんなの中に入って変えて行ってくれる顧問が必要なんだ」と言うのが専務さんの要望でした。一旦はお断りしましたが、専務さんの熱意に、やってみようと思いました。仕事の仕方を教える、設計手法、強度計算などをサポートするのは、私のツールの部分であって、管理職の皆さんは私が何の為に来ているか真意はご存じではなく、1週間前まで私が入社する事は知らなかった様です。やりづらい面はありますが、今4か月が経過し、会社の実情を把握して来て、専務さんの意図している事が解かってきました。

 この会社は来年で節目の年を迎えます。今、高度成長期、バブルを過ごして来た会社で抱えている共通な課題がここにもあります。次の10年、20年、50年を迎えるのにパワー不足にならない様にしたい、このままではなってしまうのではないかと言う危惧を専務さんがお持ちになっています。それはこの会社に勤めている若い人達がキーです。当然専務さんはご存じで、私に若い人達の事を気に掛けておられ、一杯質問して来ます。私も彼らのやっている事、見た事、聞いた事、考えている事、私が感じた事を正直に伝えると、「それはどうしたらいいと思いますか?」と必ず聞かれ、私の考えを伝えています。

 しかし、これは若い世代の人にも多少の課題はありますが、管理職の姿勢にも課題がある様に感じましたし、会社の環境(空気)であったりします。私は最初コミュニケーションもあり、私の周りの人も良いし、どこに問題があるのか、と思いましたが、実はコミュニケーションが有る様であまり伝わっていない。その辺に有る様です。

 ある青年に「1年目は会社に来るのが楽しみだったけど2年目から無くなった」と言われた時、一寸ショックでした。専務さんにも知って欲しくて、そういう人もいる事は伝えました。

3年計画くらいで変えて行くお考えですが、少しづつでも早く成果を出し、若い人たちがモチベーションを持って1日でも早く楽しく仕事出来る様、お役に立ちたいと思っています。Daily change (日々前進)!